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海外ドラマ 刑事 おすすめ ランキング
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海外ドラマの刑事ものと言えば、イケメン刑事、美人刑事たちの迫力ある銃撃戦や肉弾相打つアクションシーンが見どころです。

そして事件の謎が解明される過程、犯人に向けられる怒り、そして被害者への同情、寄り添う気持ちを描いて、男性視聴者から女性視聴者まで魅了するものですよね。

また、2人一組となって捜査を行うために、ふたりの性格が違えば違うほどおもしろコンビとなるし、そのうえにユニークな脇役の上司や同僚、家族とのかかわりとかが描かれたり、舞台となった土地柄の雰囲気なども、ドラマの特徴をあらわすのに重要なポイントでしょう。

今回は、それを踏まえたうえで、おすすめの刑事ドラマをご紹介しますね。

ニュートリックス 退職デカの事件簿

2003年~2014年、12シーズン、107話

主演 アマンダ・レッドマン、ジェームズ・ボラン、デニス・ウォーターマン、アラン・アームストロング

このドラマの舞台はイギリスのロンドンで、スコットランドヤードのエリート女性警部のサンドラが、ある事件で大失態を演じて左遷(間違ってわんこを撃った)、退職刑事を募った未解決事件専門の新部署UCOSのボスに配属されるところから始まります。

そのサンドラが、元上司のジャック以下、一癖も二癖もある3人のおっさん元刑事たちと事件を捜査して解決するストーリーです。

ニュートリックスとは、英語のことわざで、「you can’t teach an old dog new tricks」(老犬に新しい芸は教えられない)と言う意味です。

しかしおっさん刑事たちは昔ながらの聞き込み捜査や推理を駆使し、ときには「もう警察官じゃないから」と、警察官ならば違法捜査にあたるようなこともやってのけるなど、柔軟性に富んだなかなかのやり方で犯人逮捕に至るので侮れません。

同じように未解決事件を捜査する「コールドケース」は、昔の事件を捜査して犯人を逮捕することで、忘れられた被害者の無念を晴らすような、しんみりしたドラマでしたが、このドラマのおっさん刑事たちは、長く生きているために、昔の事件が起きたときの事件や気候を思い出したりするのがすごい。また上司のサンドラも気が強く、おっさんたちに負けない男前で、みんなで食卓を囲んでがつがつ食べたりするところもおもしろいです(普通は食べるふりだけなんです)。

12年も続いたので、キャストの入れ替わりもありますが、イケメンもいないのに、なぜかはまってしまうおもしろさがあるおススメドラマです。

刑事モンタルバーノ シチリアの人情刑事

1999年~2021年?、15シーズン、37話以上

主演 ルカ・ジンガレッティ、チェーザレ・ボッチ、アンジェロ・ルッソ

このドラマはイタリアのテレビ局RAI制作で、アンドレア・カミッレーリ原作です。

舞台はシチリア島の架空の小さな街ヴィガータで、この街のコミッサーレ(署長)モンタルバーノが、個性的な部下たちと事件を解決するストーリーです。

このドラマは映画並みに一話が2時間以上もあり、これまた映画並みにシチリアの素晴らしい風景がバックにあるし、それにグルメでもあるモンタルバーノの食事風景も見どころなんです。

こういってはなにですが、人情刑事なんて安っぽい副題に惑わされてはいけないです。

この街で起こる事件は、地元住民関係、観光客関係、そして本物のマフィア関係の事件もあるなど多種多彩で、けっこう不思議な事件も多く、その事件の起こる場所が、古代ローマの遺跡、中世の街並みや石畳の狭い道、美しい海や山、絶景ばかりで、見入ってしまうんですよね。

また、モンタルバーノと個性的な部下とのやりとりもおもしろくて、見どころたっぷり。

このドラマ、イタリアでは国民的な人気で、モンタルバーノの若い頃のスピンオフ「ヤング・モンタルバーノ」が制作されたほどです(なぜか若モンタルバーノはカーリーヘア)。また、モンタルバーノが住んでいる海辺の家、ヴィガータ署として使われている市庁舎も観光名所になっていて、ロケ地ツアーがあるというから、すごいですよね。

Murder in the first

2014年~2016年 3シーズン、32話

主演 タイ・ディッグス、キャサリン・ロバートソン、イアン・アンソニー・デイル

このドラマの舞台はサンフランシスコで、1シーズンに一つの大きな事件を取り上げ、主役の刑事たちが捜査して犯人を逮捕し、その裁判についてもじっくりと描いた、「ヒルストリートブルース」「LA LAW」「NYPDブルー」など名作を制作したスティーブン・ボチコーの遺作です。

最初のシーズンは、被害者がホームレスらしい殺人事件を調べるうちに、若きIT長者とつながり、殺人犯のIT長者は莫大な金で凄腕弁護士を雇い、無罪を勝ち取ろうとするのですね。

この過程でIT長者は証拠隠滅や買収など、あの手この手を使う、凄腕弁護士は傲慢でIT長者の意のままにはならない、刑事たちはこつこつと地道な捜査で意外な事実をあきらかにしていくなど、色々な人物との駆け引き、どんでん返しなど凝りに凝ったストーリー展開は、地味に見えるけど見どころ満載です。

ボチコーの作品は、インテリ受けするものが多くて、ながら見はNG、じっくり見てこそ良さがわかると思います。

ブルーブラッド〜NYPD家族の絆〜

2010年~継続中、12シーズン以上、235話以上

主演 トム・セレック、ドニー・ウォールバーグ、ブリジット・モイナハン、ウィル・エステス

このドラマの舞台はニューヨークで、父はNYPD警察本部長、長男は殺人課の刑事、長女は地方検事補、3男はパトロール警官、祖父も元本部長というレーガン一家を描いたドラマです。

「ブルーブラッド」というのは、本来は貴族の高貴な血をあらわす言葉なのですが、アメリカでは警官の制服から「ブルー」は警官をあらわすので、警官一家のレーガン家を表すタイトルになっているのですね。

レーガン家はカトリックでアイルランド系、父本部長とその父がやもめ同士で住んでいる家に、長男一家と、シングルマザーの長女、独身の3男が毎日曜日に集まって食事をすることになっています。

他のドラマでも、現場の刑事と検事補が登場してやりあったり、上層部が政治的な駆け引きをしたり、また、昔気質の刑事の考え方と21世紀の警察との考え方の違い、パトロール警官と刑事の対立などが取り上げられますが、このドラマでは、これが全部、家族のやりとりとして出てくるところが実にユニークで、見どころとなっています。

シーズン1では、すでに殉職した次男ジョーがニューヨーク市警の汚職警官摘発に関わって殺されたという陰謀が登場しますが、これも3男がパトロール警官として、家族として上司や上級刑事に言うかどうか迷うところが興味深い。日本ではかなり遅めの登場で、なんで今まで放送されなかったのかと憤るくらい良い作品だと思います。

リゾーリ&アイルズヒロインたちの捜査線

2010年~2016年、7シーズン、105話

主演 アンジー・ハーモン、サッシャ・アレクサンダー、ブルース・マクギル

このドラマの舞台はマサチューセッツ州ボストンで、ボストン市警察の女性刑事ジェーン・リゾーリと検視官のモーラ・アイルズ先生が一緒に事件を捜査して解決するストーリーです。

このふたりは大親友なのですが、大雑把で男前のジェーンと、知識が豊富でうんちくを並べるのが得意の理知的なモーラという正反対の性格で、脇役のジェーンの弟たちや母、ベテランのコーサック刑事らもにぎやかに活躍するのが見どころです。

1980年代後半から1990年代にかけて人気だった名作「女刑事キャグニー&レイシー」を現代に持ってきたようで、劇中でもそういわれるシーンがありました。

なお、このドラマでフロスト刑事役だったリー・トンプソン・ヤングが2013年に死亡したのですが、シーズン5で交通事故で死亡したエピソードが作られました。

それだけではなく、その後もリゾーリ、モーラたちが、フロストの死のショックから立ち直れないと語るシーンが何度も登場、視聴者としても共感できたのでした。

 

インスティンクト-異常犯罪捜査-

2018年~2019年、2シーズン、24話

主演 アラン・カミング、ボヤナ・ノバコヴィッチ、ダニエル・イングス

このドラマの舞台はニューヨークで、大学で異常行動学を教え、ベストセラー作家でもある教授が、2作目のための調査もあり、市警察のコンサルタントとして女性刑事とコンビを組んで事件を捜査し、解決するストーリーです。

このラインハート教授、ただの研究者や作家ではなくて元CIAで父は現役のCIA長官、そして同性婚で幸せな結婚生活を送るゲイで、女性刑事リジーは、1年前に婚約者でもあった相棒を失って痛手を負っているという設定です。

そういうわけで、ラインハート教授は、自らの研究対象の異常者についての知識だけでもすごいのに、必要とあればCIAの同僚だったハッキングが得意のジュリアンの協力を得たり、おまけに傷心のリジー刑事をいたわる優しさも持ち合わせるなど、万能感あふれるお方です。

色々な異常な事件は起こるものの、このドラマもやっぱり登場人物たちが信頼関係を築いていくところ、親しみを増していくところなどは微笑ましくて、短命に終わったのがちょっともったいないと思うドラマのひとつですね。

女刑事ローラ・ダイヤモンド

2014年~2016年 2シーズン、38話

主演 デボラ・メッシング、ジョシュ・ルーカス、マックス・ジェンキンス

このドラマの舞台はニューヨークで、ニューヨーク市警殺人課の女刑事ローラとその仲間たちが、色々な事件を捜査して解決するストーリーです。

主役のローラは、「ウィル&グレイス」でおなじみのデボラ・メッシングで、双子の男の子のシングルマザー、子育てと仕事でいっぱいいっぱいで、かなり切れやすいきつい性格です、しかし同僚も認める鋭い直感を持っていて、観察力も鋭く、何気ないことに気が付いて推理を展開し、犯人特定するところが見どころです。

またローラのイケメン前夫が殺人課の上司となって赴任、浮気が原因で離婚したのにローラに未練たっぷりだったり、また殺人課のユニークな刑事たちも魅力的で、ユーモラスなシーンややり取りもほのぼのとしつつ謎解きも楽しめます。

短命に終わったのが、ちょっと惜しいなと思うドラマです。

刑事カーディナル

2017年~2020年 4シーズン、24話

主演 ビリー・キャンベル、カリーヌ・ヴァナッセ、グレン・グールド

このドラマの舞台はオンタリオ州ノースベイで、ジャイルズ・ブラント原作、カナダのテレビ局CTV制作です。

主人公のジョン・カーディナル刑事とデローム女刑事のコンビが、シーズンごとにひとつの大きな事件を捜査し、解決するストーリーです。

極寒の冬のカナダの湖や森の風景をバックに、実に無残で残虐な連続殺人事件をふたりの刑事淡々と地道な捜査していくシュールな刑事ものです。

ふたりのプライベートも極寒で、デローム刑事は離婚、カーディナル刑事の妻が精神障害を患うきっかけになった事件の真相もあきらかになります。

そういうわけで、ドラマの最初から謎めいていたことが、少しずつわかってくるところや、一匹狼みたいに人を寄せ付けないカーディナル刑事と自立したデローム女刑事が、仕事しつつ信頼関係を築いていき距離が狭まって行くところも、じわじわと来るドラマです。

ザ・ワイヤー

2002年~2008年、5シーズン、50話

主演 ドミニク・ウエスト、ソニヤ・ソーン、ウエンデル・ピアース、マイケル・K・ウィリアムス

このドラマの舞台はメリーランド州ボルチモアで、汚職や問題のはびこるボルチモア警察で、はみだし刑事たちを集めて作られた「特捜班」が、色々な制限を受けつつ、がんばって麻薬組織や港湾組合、警察の汚職などを暴くストーリーです。

タイトルは「盗聴」からきていて、左遷されて閑職に追いやられたが、実は有能で正義感もある刑事たちが、盗聴でこつこつと麻薬組織と汚職警官などのつながりの証拠集めをしたり、ひそかに味方になりそうな検事補と通じたり、あくまで地道な捜査が描かれます。

普通の刑事もののような派手なアクションや見せ場はないのですが、アメリカでは知識層に大うけし評論家も絶賛したというクオリティの高いドラマとして名を残しました。

そういうわけで、出演俳優たちも存在感のある演技者ぞろい。後に刑事ルーサーとなったイドリス・エルバとか、「レ・ミゼラブル」などのドミニク・ウエストとか(イギリス人だったなんて)、他にもあちこちで見かける俳優が多数出演していて、見ごたえたっぷりなんですよね。

ハワイファイブオー

2010年~2020年10シーズン、240話

主演 アレックス・オローリン、スコット・カーン、ダニエル・デイ・キム、グレース・パーク

このドラマの舞台はハワイで、刑事だった父が殺害されハワイに戻って来たネイビーシールズのスティーブ・マクギャレットをリーダーに、ハワイ州知事の特命で発足した州知事直属の特捜班が、「5-O」です。

スティーブは、父の教え子で汚職警官の疑いをかけられていたチン、警察学校生のコノ、そしてニュージャージー警察から別れた妻を追いかけてハワイ警察に来ていたダノをメンバーにして、テロの阻止、マフィアやヤクザ絡みの事件、色々な陰謀事件を体を張って捜査、悪者たちに立ち向かうのですね。

10年も続いたので、キャストの交代はありますが、スティーブとダノのコンビは、「ブロマンス」と呼ばれて大人気になり、犯人逮捕の時のスティーブの「ぶち込んどけ、ダノ」のセリフはお馴染みに。

このドラマ、もともとは、1968年から1980年まで続いた同名のドラマのリブートで、ハワイの撮影所を活用するためのドラマのひとつらしく、ダノ刑事役のスコット・カーンの父ジェームズ・カーンもゲスト出演するなど、ベテラン有名俳優たちが、ハワイに着ちゃったついでに、またはハワイに行けるなら出るよという感じで顔を出すことが多いです。

また、「冒険野郎マクガイバー」リブート版や、「NCIS LA」「私立探偵マグナム」リブート版とのクロスオーバーも作られました。

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まとめ

ドラマとはいえ、銃声がしたとたんに、ものともせずにまっしぐらにそこへ突進して被害者を助ける主人公の刑事たちの勇敢さ、正義感にあふれる行動は、感動モノです。

そしてシリーズもので何年も続くドラマの主人公たちを見ていると、知らぬ間に感情移入していき、彼ら彼女らの喜びや悲しみも、まるで自分の家族のように受け止めるようになるものですよね。

特に、日本で見ている私たちは、男性、女性、人種、LGBT、多種多様な背景を持っている登場人物たちが、差別や偏見にさらされたり、それに立ち向かう様子もしっかりと見て、自分のことのように考える機会を与えられることは、海外ドラマのもうひとつの醍醐味だと思うほど。

楽しみながら外国文化を知ることができる、海外ドラマの存在価値をなめたらいかんと思いますです。

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